おでこが白と赤のオオバンとバン 藤沢の野鳥歳時記⑳:藤沢で出会った野鳥を紹介してゆきます。今回は、オオバンとバンです。
藤沢の野鳥歳時記⓴:オオバンとバン
2022年8月18日 (itazu)
藤沢で出会った野鳥を紹介してゆきます。今回は、おでこ(額の部分)が白と赤のオオバンとバンです。
おでこが白いオオバン
田の番をする:バンの名の由来
クイナ科のバン族に、嘴の上部(額板:おでこ)が白いオオバンと赤いバンがいます。
カモ族に交じって群れで現れます。
湖沼や水辺の草むらにみられ、バンという和名は、田圃に棲み、鳴き声が鋭く大きいので、害敵から田を守り、その番をする鳥という意味だといわれています。
大きさは、オオバン(39cm:キュッ)の方がバン(32cm:キュルル)より少し大きい。
オオバンの弁足
足指が異様に長い
クイナ科の足は大きく、足指が長くアンバランスなほどの足の大きさに驚かされます。
特に
オオバンは足の指にそれぞれ水かきがついていて「弁足」呼ばれます。よく潜水して藻を採食します。
左の写真は、境川で、石の上に上がったオオバンを撮影したものですが、「弁足」の異様な形に驚かされます。
指一本一本が木の葉のように広がっています。
おでこが赤いバン
バンには水かきがない
一方、バンも足指は長いのですが水かきがありません。
そのせいか、泳ぐときに首を前後に振ります。
バンは、一シーズンに繁殖が2度あるため、2度目は、若鳥が親鳥の縄張りに残り繁殖を手伝うのだそうです。
参照資料:ウィキペディア、「散歩で楽しむ野鳥の本」(大橋弘一山と渓谷社)他
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。 2022年08月18日