「我が家のソクラテス」
ーふじさわパブリックアート(9)ー
2025年2月15日 (itazu)
藤沢市内の公共空間に、銅像など芸術作品が、60点以上設置されています。これら“パブリックアート”を、「えのぽ」記者が、一点一点訪ね紹介してゆきます。

(9)「我が家のソクラテス」
作者/ 桒山賀行(くわやま がこう)
竣工年/2010年
作品寸法/H35xW90xD47cm
作品材質/ 楠
藤沢市役所本庁舎1階




市役所のロビーを訪れる市民を静かに迎えてくれる犬の彫像「我が家のソクラテス」。
作者が共に暮らした元盲導犬がモデル。
思慮深く遠くを見ているような目、彫像をいろいろな角度から見てみると表情豊かです。
自然体で生きている犬や猫に、哲学者の面影を感ずる人がいるのも頷けます。
作者の桒山賀行(くわやまがこう)は視覚障碍者にも作品を鑑賞してもらうために触れてみることができる展覧会を企画し、毎年開催している。
(* 藤沢市アートスペース発行「あるいて みつけて ふじさわパブリックアート散歩」(24)参照)
藤沢市内の公共の空間には、様々な芸術作品が、60点以上設置されいています。これら“パブリックアート”は、市民には、街中で通り過ぎに出会うなじみの作品となっていますが、全体としてどんなものがあるのかは、知らないままです。幸い、藤沢市アートスペースから「あるいて みつけて ふじさわパブリックアート散歩」という冊子が、2020年に発行されています。この冊子を手引きに、「えのぽ」記者が、一点一点訪ね紹介してゆきます。
冊子の詳細は、藤沢市アートスペースのホームページから、PDFファイルをダウンロードすることができます。
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。 ☑ 2025年1月27日