1966年(昭和41年)11月7日に新設された、小田急江ノ島線の駅では新しい駅。相模野台地の外れに位置する。当時は展望の開けた位置にあった。新しい住宅地の開発に伴い新設された駅なので、これにふさわしい名前ということで湘南台と命名された。
目次 | ||
「小田急江ノ島線開通80年今昔(5)-湘南台駅-」 | ||
1966年(昭和41年)11月7日に新設された、小田急江ノ島線の駅では新しい駅。相模野台地の外れに位置する。当時は展望の開けた位置にあった。新しい住宅地の開発に伴い新設された駅なので、これにふさわしい名前ということで湘南台と命名された。湘南とは、神奈川県の相模湾に面する地をさして使われる。本来「相南」と書くべきところを、中国の景勝地湖南省の湘江にあやかって湘南と書いたのが定着したと言われている。 | ||
1.湘南台駅の経緯 湘南台駅は、1966年11月(昭和41年)に藤沢市北部地区開発の拠点駅として新設された。小田急江ノ島線では善行駅に次ぐ新しい駅である。小田急湘南台駅は、1999年(平成11年)3月の相鉄いずみ野線の乗入れ、同年8月横浜市営地下鉄の乗入れに対応するため駅の改造に取組み、駅改札口を地下1階の東西横断通路に移し相鉄、地下鉄と同じ階の中心部分に設置され、相鉄湘南台駅、横浜市営地下鉄湘南台駅と相互に同じ通路で結ばれるようになった。左にあるのは小田急江ノ島線湘南台駅開設当時の写真。今の湘南台駅のシンボルは東と西にある青い三角屋根そして東西にある大通りである。 | ||
開設当時の湘南台駅1966年と今の湘南台駅シンボルと慶応大学と駅間のTwin liner Busが運行 | ||
2.乗降客推移 | ||
乗降客推移表からも平成11年から平成16年にかけての乗降客が大幅に増加していることがわかる。今も住宅の建設が急ピッチで進められていて人口の増加が著しく、乗降客はまだまだ増加するのではないかと予想される。 | ||
3.ホーム昔と今 駅開設当時の改札と現在の湘南台駅改札
昭和46年頃の湘南台駅上がりホームと今のホーム平成22年 | ||
4.湘南台駅の周辺 | ||
湘南台駅は、湘南台駅地下1階が東西に広い地下通路でつながれており、この地下を利用して季節に応じてイベントが行われており常に賑わいを呈している。 西口を出てまっすぐに広い道を西に5分程度歩くと円行公園があり、よく手入れされた竹林がある。竹の子のとれる季節は子どもたちの竹の子ほりが行われることもある。また冬は紅梅がいち早く咲き、寒さを和ませてくれる風情がある。緑はいっぱいで森林浴も楽しめる。 | ||
円行公園入口円行公園の竹林円行公園の梅 | ||
一方湘南台駅を東に向かい地上に出ると東口大通り。この大通りは、毎月定期的にバザーが行われておりいつも大変に賑わっている。その大通りの突き当たりに湘南台公園があり、ここでも季節ごとにイベントが行なわれている。湘南台公園を通り抜けた湘南台中学校の南側には、藤沢市総合図書館がある。 | ||
東口大通り 湘南台公園 湘南台文化センター | ||
湘南台公園に行く手前左には湘南台文化センターがあり、文字通り藤沢市北部の文化の中心的役割を果たすための施設がある。大きな円形地球儀(宇宙劇場と展示ホール)と丸い形の多目的シアター、こども館(宇宙劇場、展示ホール、ワークショップ)があり、毎日、各種イベントが行われている。 こども館のホームページは下記 さらに今後湘南台地域活性化のために市民による市民のための地域作りが藤沢市の施策として進められており、3路線ターミナル駅と相まってますます発展が期待される。 次回は本鵠沼駅を予定しております。 資料:小田急電鉄(株)広報部のご提供、ご協力によります。 | ||
(参考文献 小田急株式会社のご厚意により各種資料の提供をいただきました。) (市民記者 TOMU 2010年6月) |