海のいぶきを感じる町、鵠沼。夏季は観光客で賑わい、にわかに活気づきます。 今月ご紹介するイタリアン・レストラン「greco(グレコ)」は、小田急線「鵠沼海岸駅」から江の島方面に徒歩10分弱。地中海の街並みを連想させる、お洒落な白壁が印象的です。「greco」とは、イタリア語で「ギリシャ人」のこと。ワイン醸造の歴史は、古代ギリシャから。原点を大切にしたいと語るオーナーシェフ、石原光太郎さんの想いが店名に込められています。
パーネフラッタウ(1,780円 税込み)
石原さんのイチオシはカルパッチョやマリネ、酢漬けなどなど、選ぶ楽しさも味わえる一品です。特筆すべきは、サルデーニャ島の料理をアレンジしたメニューの数々。イタリア半島西方に位置するこの島には、本土にはない珍しい料理があります。
写真の「パーネフラッタウ(1,780円 税込み)」は、ピザのような外見のパンの一種で、島の羊飼いが携帯食としていたもの。 「フレーゴラ(2,100円)」は、小さなつぶつぶのパスタを用いた島の伝統料理で、一見パエリアなどのお米料理にも見えます。心地良い空気が流れる店内にて、サルデーニャ島の歴史に思いを馳せてみるのも楽しいかもしれませんね。
|